JUN. 01, 2004
■ 給水設備設計講座
(1−2) 給水管路における流量と摩擦損失の関係から次の式がつくられている。
a ウィリアム・ヘーゼン公式
Q = 1.67・C・d^2.63・I^0.54・10^4
I = 10.666・C ^ ( - 1.85 ) ・d ^ ( - 4.87 ) ・( ( Q / 60 ) ・ 10 ^ 3 ) ^ 1.85
Q :流量 ( lit/min )
C :流速係数 ( 単位は無名数 ) 表 2.7 p. 25
d :配管内径 ( m )
I :動水勾配 ( mAq/m )
* 動水勾配とは管路 1 m 当たりの配管摩擦損失を意味します。
* 管径は 65 A 以上、管内流速 1.5 m/s を超える水に適用。
* 計算から作成した各種配管に関する流量線図があるのでこれを使用
配管用炭素鋼鋼管 図 2.30 p. 52
硬質塩化ビニルライニング鋼管 図 2.31 p. 53
一般配管用ステンレス鋼鋼管 図 2.32 p. 54
銅管 図 2.33 p. 55
硬質塩化ビニル管 図 2.34 p. 56
b ウェストン公式
h = ( 0.0126 + ( 0.01739 - 0.1087・d ) / v^0.5 )・( l / d )・( v^2 / ( 2・g ) )
h :管摩擦損失 ( mAq )
d :管内径 ( m )
v :管内流速 ( m/sec )
g :重力加速度 9.8 ( m/sec2 )
l :相等配管長(管継手、弁類を含む) ( m )
* 管径は 50 A 以下に適用。
* 計算から作成した各種配管に関する流量線図があるのでこれを使用